ファスティングは2日間程度の短期間でも、絶食状態になることにはかわりないので、胃腸をゆっくりと慣らしていく必要があります。その過程を復食といいますが、これを怠ると、体調を崩してしまったり、過食へつながってリバウンドを起こしたりしてしまいます。
復食のコツは、少なくともファスティング期間と同じだけの日数を使う、ということです。例えば2日間断食したのであれば、2日間で戻すことになるので、6食分の計画をたてておきます。もちろん体調によっては計画よりもゆっくり戻すことになるかもしれないことは、頭にいれておきましょう。
復食は消化のよいもの、水分の多いものからスタートします。ポピュラーなのはおかゆですが、味噌汁やりんごをすりおろしたものなどもよいでしょう。様子をみながら量を増やし、普通食に近づけていきますが、油分の多いものや刺激物、動物性食品は避けるようにします。
ファスティングの場合は期間が短いこともあり、比較的復食は簡単ですが、その分復帰を急いでしまうケースもあるようです。「復食までがファスティング」と思って、焦らずに行いましょう。